2018年7月14日土曜日

本 7月

◆本の名前 ◇書いた人 □本の概略 

◆歩いて行く二人 ◇岸惠子 吉永小百合  □敬愛する市川崑監督、若き日の失恋、被災地への思い…。日本映画界を代表するふたりの女優、岸惠子と吉永小百合が素顔で語り合った奇跡の対談写真集。『家庭画報』掲載を加筆修正し、書き下ろしを加えて単行本化。

◆北海道の登山史 ◇安田 治  □黎明期から一般社会人への普及期までの期間と、戦後から現代までの変遷の2つに分けて、北海道の近代登山史を概観するほか、近代登山史以前の状況、在日外国人による登山活動などを考察。登山史年表も収録。

◆岩石と鉱物の写真図鑑 ◇クリス・ペラント/著   □専門家による解説と500種あまりの岩石と鉱物のフルカラー写真を600点以上も掲載し、世界の岩石と鉱物を体系的に紹介した総合ポケットガイド。巻末には簡潔な用語解説もついている。

◆五稜郭の兄弟 ◇高橋 義夫/著    □江戸末期の天保年間、筑後久留米領内の庄屋高松家に生まれた9人の兄弟姉妹。二男勝次と三男権平は、おもに医者を志して国元を出奔。旗本の養子となって古屋作左衛門と名も改めた勝次を江戸に訪ねた権平こと高松凌雲は、医学の道に進んで一橋家の奥詰医師となる。幕府瓦解後、旧幕軍の脱走歩兵「衝鋒隊」を率いて奥羽を転戦、箱館に走った兄と出会った凌雲は、箱館病院長として戦火の中で敵味方の区別なく傷病兵の治療にあたる……。

◆北海道登山口情報400  ◇全国登山口調査会/編  □北海道の登山口情報を網羅したガイドブック。登山口へのアクセス方法や周辺の駐車場、トイレ、自販機、立ち寄り湯、携帯電話の通話状況等を収録する。データ:2017年7〜10月現在。

◆みちのきち私の一冊 ◇國學院大學みちのきちプロジェクト/編   □次の時代を担う若者たちに座右の書となる一冊に出会ってほしいという大学関係者の切なる願いからうまれたブックガイド。各界の著名人たちが選んだお薦めの一冊を、メッセージを添えて紹介する。

◆高専教育の発見 ◇矢野 眞和/編   □就職率100%という高い評価と半世紀を超える歴史を有する5年制の高等教育機関「高専」。等閑視されてきた高専教育の内実、学生側の評価、卒業後のキャリア展開等について、大規模卒業生調査と論考から多角的に迫る。

◆不思議に会いたい ◇日本児童文学者協会/編   □主に1990年代以降の日本児童文学者協会の文学賞や、その他の文学賞受賞作家の作品を集成。正道かほる「でんぐりん」、高楼方子「ルチアさん」など、「不思議」をテーマにした児童文学全5編を収録する。

◆アイヌの熊祭り ◇煎本 孝/著   □アイヌの熊祭りのこれまでのデータを統合し、地域的差異と時代的変異を分析。単なる信仰・儀礼ではなく、異なる位相をとりながら連続する動態系であり、人間の心の原理の実践の場そのものであることを明らかにする。

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◆北海道の山を登る ◇高澤 光雄/著 □ピヤシリ山、黄金山、カニカン岳…。静かなる山・憧憬の山24座を掲載。紀行・案内・登山略史で北海道の山の魅力を余すことなく紹介する。『山の本』掲載をもとに書籍化。

◆北の山の栄光と悲劇 ◇滝本 幸夫/著 □八人をのみこんだ未曾有の雪崩、室蘭工大二年連続遭難の悲劇、リーダーただ一人だけの生還、えぞ山岳会女性パーティの受難…。北の山々で起こってしまった悲劇を、膨大な資料と長年の取材を元に綴ったノンフィクション。
◆山の世界 ◇梅棹 忠夫/編 山本 紀夫/編 □今日本の山では何が起こっているのか。山の科学や文化、環境保全等、山に関わる様々な分野を網羅。『科学』02年12月号特集「山の現在」を大幅に改稿し、新たな記述も多数加えた、研究者と登山家による本格的な山の総合書。

◆山の履歴簿 第1巻 ◇渡辺 隆/編著 □多くの文献資料から山域別に「北海道の山の履歴」を集大成。山小屋・登山記録・遭難事故などを加え、山名の由来となったアイヌ語地名解も数多く収録。第1巻は、北海道南西部の山を扱う。

◆草地と日本人 ◇須賀 丈/岡本 透/丑丸 敦史/著  □万葉集の時代から、ひとびとの暮らしのなかで維持管理され、この半世紀で急速に姿を消した植生である、半自然草地・草原。その生態を、絵画・文書・考古学の最新知見を通して明らかにする。

◆自分で探せる美しい石図鑑&採集ガイド ◇円城寺 守/著  □身近なところで見られる岩石・鉱物を美しい写真と解説とともに紹介する。フィールドワークの実例や標本づくり、観察方法も掲載。全国各地の観察場所がわかる岩石・鉱物産地マップ付き。

◆夏ふらの・びえい ◇高橋 真澄/著・写真  □清涼な大気は野山を越え五感を浄化させる。溢れるほどきらびやかな季節。短い夏は駆け足で走り去る-。北海道の富良野・美瑛の広大で清涼な自然風景を、独自の感性で撮り続けている著者が捉えた夏の風景。

◆モノと技術の古代史 木器編 ◇宇野 隆夫/編  □モノと技術の発展をテーマごとに解説するシリーズ。多種多様な森林資源に恵まれた日本列島で、古来より木々をさまざまな道具に作り変えて「木の文化」を発展させてきた日本人の姿を、考古学の技術史研究の立場から描く。

◆雪炎 ◇馳 星周/著   □3基の原発が立地し、原発マネーに依存する北海道・道南市。元公安警察官の和泉は、「廃炉」を訴えて市長選挙に立候補した旧友のスタッフになるが…。『週プレNEWS』掲載を単行本化。

◆日経パソコン5月号 ◇ □

2018年7月1日日曜日

北海道地質百選 桧山区


北海道地質百選 桧山区
http://www.geosites-hokkaido.org/class/subpref/Hiyama.html
ID    タイトル

0006:「上ノ国町太平山の石灰岩」北海道最古の化石を含む →上ノ国町 大平山
0168:「小砂子の海洋性岩体」海洋プレートの断片 →上ノ国町 小砂子・日方泊
0170:「大安在川,中部中新統示準化石(有孔虫;オパキュリナ)」→上ノ国町

0156:「鴎島」→江差町
0157:「テフラ挟み砂丘〜段丘堆積物」→江差町


0159:「安野呂川左岸木古内層硬質頁岩の褶曲」→厚沢部町
0160:「館層(5Ma,砂層挟み泥岩)館小学校横」→厚沢部町
0161:「アッサブクジラ(後期中新世6-7Ma,厚沢部川支流佐助の沢河床)」→厚沢部町
0628:「厚沢部 厚層砂岩 鶉層」滑らかな曲面 →厚沢部町 鶉地区


0146:「鮪ノ崎安山岩柱状節理」→乙部町 乙部町花磯・鮪ノ岬
0147:「加納輝石(館平)」→乙部町
0148:「花崗閃緑岩(第三紀)と左俣川層(15Ma)との不整合(相沼採石場)」→乙部町
0149:「海底土石流堆積物(琴平岬)」→乙部町
0150:「火道とハイアロクラスタイト(相沼火山岩類:5Ma)元和漁港」→乙部町
0416:「くぐり岩の大スランプ層」乙部町滝瀬海岸 →乙部町 滝瀬
0005:「白亜の露頭」→乙部町 館の岬
0417:「貝子沢化石公園」 第四紀の貝化石床→乙部町 貝子沢


0117:「せたな町の三本杉岩と輪掛岩」海から突き出た巨大な杉→せたな町 瀬棚区三本杉
0118:「北檜山 鵜泊の縞状ホルンフェルス」きもちわるいほどにしましま→せたな町 北檜山 鵜泊
0120:「小川の哺乳動物化石(デスモスチルスほか;15Ma馬場川層)」→せたな町 北檜山
0121:「瀬棚層(1.2-0.6Ma)/真駒内層(5-1.4Ma)の不整合・浮島林道」→せたな町 北檜山
0122:「豊田の瀬棚層化石床」→せたな町 北檜山
0138:「定灯籠の岬〜太田神社(円空仏堂)」→せたな町 大成区
0139:「海亀岩・ライオン岩(花崗閃緑岩の奇岩)」→せたな町 大成区
0140:「北海道南西沖地震津波堆積物(1993.7.12)臼別川・平浜」→せたな町 大成区
0145:「長磯海岸〜夫婦岩・親子岩・マンモス岩・タヌキ岩(ハイアロクラスタイト)」→せたな町 大成区

0412:「せたな町,太田神社付近の花崗岩」 西南北海道の深成岩類→せたな町 大成区太田
0593:「瀬棚の窓岩」夕日に佇む奇岩 →せたな町 瀬棚区
0594:「みかげ石」を観察しよう 「北檜山 水垂岬の花崗岩」→せたな町 北檜山区 水垂岬
0595:「せたな 茂岩の滝・横滝」→せたな町 瀬棚区茂岩
0716:「太田神社本殿のある太田山」恐怖の石段登り→せたな町 大成区太田


0012:「瀬棚層の斜交層理と不整合」→今金町 中里
0018:「ピリカ温泉」→今金町 ピリカベツ
0112:「美利河鍾乳洞」お湯のたまった鍾乳洞→今金町
0123:「今金町 史跡ピリカ遺跡」→今金町 字美利河228-1
0124:「瀬棚層/黒松内層の不整合」後志利別川花石川下流→今金町
0125:「花石めのう」→今金町
0126:「ピリカカイギュウイ(レプリカを旧中里小学校に展示)」→今金町
0660:「今金 住吉橋の黒松内層と八雲層」静穏な海底の火山活動の歴史絵巻を読む→今金町 住吉 住吉橋(旧国道230号)


0133:「奥尻町の鍋釣岩」奥尻島のシンボル→奥尻町 奥尻
0134:「奥尻島勝澗山の真珠岩」真珠岩の大露頭→奥尻町 湯浜
0135:「奥尻島の藻内溶結凝灰岩」1億3百万年前の陸上火山活動 →奥尻町 藻内
0136:「奥尻島神威山の岩屑なだれ」神威山北西斜面の巨大崩壊→奥尻町 湯浜
0137:「大きな隆起量を示す海岸段丘」→奥尻町
0687:「奥尻島 赤石岬の花こう閃緑岩」島の南東海岸の急崖を形成 →奥尻町 赤石
0689:「奥尻島の球島山」高位段丘を載せる花こう閃緑岩の山 →奥尻町 球浦
0690:「奥尻島深歌川の玄武岩」奥尻花こう閃緑岩に貫入する玄武岩 →奥尻町 松江
0691:「奥尻島の米岡層」 北海道南西沖地震で岩盤崩壊多発 →奥尻町 米岡
0692:「奥尻島のホヤ石 」安山岩貫入岩の断面を見る →奥尻町 湯浜
0693:「奥尻島鴨石トンネルの車石」 この大きな車石はどこから来たのか→奥尻町 湯浜
0694:「奥尻島屏風立岩の“石英ひん岩”」花こう閃緑岩に分岐して貫入→奥尻町 湯浜
0695:「奥尻島・崖ノ岬の火砕岩と玄武岩脈」火砕岩を貫く岩脈群→奥尻町 稲穂
0696:「奥尻島北端の稲穂岬の安山岩」 奥尻島・賽の河原→奥尻町 稲穂



2018年6月30日土曜日

北海道地質百選 渡島区

もりのつち 主として渡島半島の山々をあちらこちらと・・・
北海道地質百選 http://www.geosites-hokkaido.org/class/subpref/Oshima.html


0014: 「二股温泉の巨大石灰華ドーム」→長万部町 大峯 二股温泉
0113: 「訓縫層中の貝化石(ビカリヤほか,15Ma)紋別川上流」→長万部町
0128: 「中丿沢活構造」→長万部町
0129: 「上国縫川のゼオライト」→長万部町


0020: 「館平のマンガン鉱」→八雲町 熊石館平
0036: ミルク色の硬質頁岩とノジュール 「模式地の八雲層」→八雲町 春日,ユーラップ川右岸および上八雲,ペンケルペシュベ川
0127: 水中に流出した流紋岩とめのう 「八雲町黒岩奇岩(流紋岩溶岩急冷相)」→八雲町 黒岩
0141: 「上八雲,八雲層硬質頁岩の褶曲」→八雲町
0142: 「上八雲向斜西翼部黒松内層〜瀬棚層(旧国道277号線沿い)」→八雲町
0143: 「海成段丘面(境川面・野田生面,山越・落部・森段丘堆積物」→八雲町
0197: 桜色の菱マンガン鉱 「八雲鉱山跡と温泉」→八雲町 鉛川
0503: 「旧熊石町 熊の湯」→八雲町 熊石平町
0672: 黒松内層の白い崖 「八雲厚沢部線の黒松内層」→八雲町 上の湯


0151: じょうご型カルデラの典型 「濁川カルデラ」→森町 濁川
0152: 山体崩壊と堰止め湖と津波 「北海道駒ヶ岳」→森町
0153: 「弥右衛門の沢左岸,火砕流」→森町
0154: 「鳥崎八景」→森町
0673: 巨大津波堆積物を含む露頭 「森町鷲ノ木の津波堆積物」→森町 鷲ノ木町湯ノ崎


0155: 地球の鼓動を感じさせる間歇泉 「鹿部 間歇泉」→鹿部町 字鹿部
0688: 岩屑なだれ堆積物の陸上部先端 「出来澗崎のクルミ坂岩屑なだれ堆積物」→鹿部町 本別


0163: 断層活動の繰り返しがはっきり 「渡島大野断層の断層変位地形」→七飯町 峠下 0164: 「(大沼せき止め)大沼周辺流れ山地形」→七飯町


0165: 縄文時代の豊かな自然の証拠 「函館市大船遺跡埋蔵文化財展示館」→函館市 大船(旧 南茅部町)

0166: 「黒羽尻岬(枕状溶岩・ハイアロクラスタイト)」→函館市 南茅部区

0167: 「立岩岬〜獅子鼻岬〜屏風岩〜銚子岬(枕状溶岩・ハイアロクラスタイト)」→函館市 椴法華区
0180: 溶岩ドームと火砕流でできた山:恵山火山 「恵山溶岩ドーム(溶岩円頂丘)と地獄火口」→函館市 椴法華区
0217: 溶岩ドームと火砕流でできた山:恵山火山 「恵山水無火口と弘化三年(1846年)の山崩れ」→函館市 椴法華区恵山区

0179: 溶岩ドームと火砕流でできた山:恵山火山 「恵山火山の溶岩ドーム群と元村火砕流堆積物」→函館市 恵山区
0181: 溶岩ドームと火砕流でできた山:恵山火山 「恵山御崎の石灰華と鍾乳洞」→函館市 恵山区

0182: 「戸井築港の流紋岩パーライト」→函館市 戸井区
0183: 亀田半島:新第三紀の火山活動を見る 「日浦海岸の柱状節理」→函館市 戸井日浦海岸

0172: 「函館山(臥牛山)・陸けい島(デイサイト,1Ma御殿山安山岩溶岩)」→函館市
0173: 「立待岬(立待岬溶岩;デイサイト)」→函館市
0174: 「樺太出土マンモス下顎骨と臼歯(函館市天然記念物;1962年11月3日指定)」→函館市
0175: 「カムチャッカ出土マンモス牙(函館市天然記念物;1962年11月3日指定)」→函館市
0177: 「銭亀沢火山灰層(4万1千年前)」→函館市
0178: 「五稜郭・四稜郭」→函館市


0019: 北海道最大の石灰岩体 「上磯石灰岩体と釜の仙峡」→北斗市 戸切地川


0176: 「きれいな海岸段丘面と周氷河現象(大釜谷周辺ほか)」→木古内町


0186: 「小谷石土石流(1973)」→知内町
0187: 「湯の里遺跡(旧石器;1万4千年前)」→知内町


0190: 日本海誕生時の面影を残す 「福島町松浦の赤はげ礫岩」→福島町 松浦南方付近  
0191: 「青函トンネル(施工期間1964〜1988)」→福島町


0025: 道内で初めて認定されたメランジュ 「館浜メランジュ」→松前町 館浜
0162: 付加体中の高水圧を示す 「白神岬のジュラ系に見られる泥注入現象」→松前町 白神岬付近
0169: 付加体中の複雑な砕屑物脈 「松前町折戸浜の砂岩脈」→松前町 折戸浜
0009: ジュラ紀の海溝堆積物 「松前町折戸浜のタービダイト」→松前町 折戸浜
0189: 付加体のパラドックス 「白神岬きのこ岩の成層チャートと変形砕屑岩」→松前町 白神岬付近

0184: 第四紀火山の岩脈群 「渡島大島火山の岩脈群」→松前町
0185: 「砂金掘りとキリシタン」→松前町
0188: 「渡島小島(国指定の天然保護区域(1972.12.12指定)」→松前町

2018年6月26日火曜日

本 6月

2018/06/15→6/28
◇日経パソコン 2018年2月12日号 ・ 日経パソコン 2018年4月23日号

◇地質学調査の基本 地質基準 日本地質学会地質基準委員会/編著
  各地質体における基本的な調査方法を具体的に記述した解説書。地質学を志す初学者、地質試料の測定や地質体調査を行う、地質学以外の分野の研究者など地質体調査に携わる技術者必読の一冊。

◇二十歳(はたち)の君へ 16のインタビューと立花隆の特別講義 東京大学立花隆ゼミ/著
  時間に、恋に、お金に、人生の選択に、社会の不条理に、ちゃんと悩んでいますか? 立花隆の「二十歳の君たちへのメッセージ」を主題とする講義を中心に、著名人16人に聞く「二十歳の君への宿題」を学生がまとめる。
 
◇イギリスの美しい樹木 魅力あふれる自生の森 アンディ・トンプソン/著 山田 美明/訳
  イギリスの土地に生える美しい自生樹木について、古代に移植され定着した種も含めて、木の実や花・葉の形の精細なイラストとともに紹介。樹木の特徴をはじめ、歴史、用途、燃焼特性なども解説する

◇石のはなし 地層の科学 白水 晴雄/著
  石の世界は、探ってみると思いのほか広大で多様です。その中で、最もふつうの石に焦点をあて、野外の自然景観をつくっている石、建築石材、庭園の庭石を中心に、人工の石、化石、宇宙の石なども加えて編まれた石の話。

◇絵でわかるプレートテクトニクス 地球進化の謎に挑む 是永 淳/著
  地球の中はどうなっている? プレートテクトニクスって何? 地球の変化の原動力は? なぜ地球は「水と生命の惑星」になれた? プレートテクトニクスの本質を、イラストや図を利用して、平易に説明する。

◇北海道自然探検ジオサイト107の旅 日本地質学会北海道支部/監修 石井正之/鬼頭伸治/田近淳/宮坂省吾
  ジオサイトとは、ジオ(地球・大地)にかかわるさまざまな自然遺産のこと。ウェブサイト『北海道地質百選』から札幌を中心に選んだ107か所のジオサイトを、11のコースに分けてカラー写真で紹介する。

◇意見・主張が通る「伝え方」 石田健一/著
  意見がなかな通らない、話に説得力がないと感じる、口論になることが多い…。そんな人に向けて、相手の「気持ち」や「感情」に寄り添い、場を温めながら、意見・主張を通す伝え方を伝授する。


2018年6月23日土曜日

尾札部川

尾札部川の左股と右股を偵察してきた。
 6月に入って4月下旬桜花咲くころの気温に戻ったりした。函館は変動の激しい天候だったが、このところ天候も落ちついてきた。

北海道の青空:ハルゼミの初鳴きがあった後になかなか気温が上がらなかった。陽射しがなく低温で肌寒い日が続いていた。しかし季節は夏に向かっていた。晴れれば、太陽の力を感じる。抜けるような青空が期待できる。沢登りのその日が来た。

 朝5時起きで尾札部川へ出かけた。自宅からほぼ40㎞。syoさんとsakagさんの記録がある、既に既知の沢であるが初沢にはいい。
 
 「明日は初沢を」と、沢友SYOさんから誘いがあった。僕は未遡行だが、最近知られてきた尾札部川を…と希望した。夏日の予報でもある。気候に恵まれた沢日であろう。

 水量は右股に軍配上がり、沢相は、左股に表層崩落が数カ所あって大径のブナの木が沢中を覆っていた分、左股は楽しむ点では減点か。
 
 双方の沢を、滝や滑の繰り返しのなくなったあたりで、行動ストップにした。この沢の上流はどうなっているか想像するしかない。

 滑が続いたり、滝は繰り返して出て来る。高巻きはあっても容易な斜面。一つの大滝だけは、チョットひやりとしたが登り終えて満足、しっかり緊張の降りを終えて我技に情けなさが残るが…渓相は良い。

 左沢で一カ所、右沢で一カ所でロープは出した。しかし特にロープは無くても左股も右股も支障はない。

……………………
◇入渓地点co25m~45m=川汲層の凝灰岩<形成時代: 新生代 新第三紀 中新世 後期ランギアン期〜トートニアン期 岩石: デイサイト・流紋岩 溶岩・火砕岩> 

◇co45m~co100m二股~左股全域=木直層の凝灰岩<形成時代: 新生代 新第三紀 中新世 後期ランギアン期〜トートニアン期 岩石: デイサイト・流紋岩 貫入岩>

◇co100m二股付近横断=安山岩質プロピライと石英斑岩<二股分岐co95m~coo105m間=形成時代: 新生代 新第三紀 中新世 後期ランギアン期〜トートニアン期 岩石: 安山岩・玄武岩質安山岩 貫入岩>

◇二股から右股=石英安山岩質プロピライト<右股co105mから上流=形成時代: 新生代 新第三紀 中新世 後期ランギアン期〜トートニアン期 岩石: デイサイト・流紋岩 貫入岩>

◇右股co220mまで河床に三か所介在=汐泊川層の硬質頁岩 頁岩互層<形成時代: 新生代 新第三紀 中新世 バーディガリアン期〜前期ランギアン期前期 岩石: 海成層 砂岩泥岩互層>  参照:地質ナビ【東海と尾札部】
 ……………………詳細はこちら

2018年6月16日土曜日

空模様が変わり動くときの肌寒さ

・ ・
函館の空模様が変わり動いています。夏至を前にして桜咲く4月下旬の頃の肌寒い日が長引いています。晴れると肌寒さを忘れるくらいなのですが、風があったり曇りの時には、こんなに寒かったかと、低温の空気をシッカリ感じてしまいます。夏日に近かったりしますが、芽吹く季節に戻り続いています。空模様の変化の激しいさを感じます。寒さの体感に心もとなくなって、ストーブを出したりするときは寒暖計をのぞいたりします。戸外に出て空気のピリリ感を知って再び家に戻り、インナーをフリースに変えたりする外出時もたびたびのことです。山に出かけるときの身支度は、かなり慎重にならざるをえません。

季節はしずかに巡っているのだろうけれど・・・。

2018年6月14日木曜日

汐首山

汐首山の地質図
TP 中生代中期(前-後期ジュラ紀(J1-3))の付加コンプレックスの基質
説明:約2億年前~1億4600万年前に海溝で複雑に変形した地層(付加体)

Ss 新生代 泥岩
Do 新生代 玄武岩

・ 汐首山は牧場の中にあります。西洋芝ですが、岩が露出する海岸側の崖っぷちにはコウライシバが見られます。耕作の草地になる前はコウライシバで、放牧頭数にもよるが天然のコウライシバが維持されていたあろう。

2018年6月7日木曜日

無性型が有性型とどうやって交配するのだろうか

Yahara Tetsukazu 矢原 徹一(植物学 生態学 進化学)

出典:
 BRH  >JT生命誌研究館 >季刊生命誌 >生命誌ジャーナル >生命誌アーカイブ >サイエンティスト・ライブラリー >~ 日本の生命研究を築いた研究者の一覧 ~ >進化学 >花の性から広がる多様性の世界…「04:種を越えた多様性を生むサイクル」


……………………
・・・では実際に、無性型が有性型とどうやって交配するのだろうか。
この中学生以来の疑問については実はここ数年、タンポポを使うことでやっと答えを出せたのです。

大学院生の満行知花さんと明らかにしたことですが、私が予想していたメカニズムとは正反対で驚きました。
実は3倍体無性型のセイヨウタンポポは、稀に減数分裂をして染色体を1セットと2セットに分け、正常に機能する花粉を作ることができるのです。

つまり、種子生産の点では無性生殖ですが、花粉を有性的に作ることもできるのです。
こうして外来種のセイヨウタンポポは2倍体有性型の在来種ニホンタンポポと交配し、今も新たな雑種の形成が進んでいることが分かりました。

在来種と交配し巧みにその遺伝子を取り込む雑種タンポポは、植物の性の柔軟さが成せる業なのです。


2018年5月13日日曜日

生物はどの様にして土にかえるか 大園淳司

【生き物はどのようにして土にかえるか】

1 嫌気条件と好気条件。
酸素の有無により区別される。
嫌気性菌と好気性菌は、細菌と菌類の両方に含まれる。

2 嫌気的な腐敗により成分が変化する。
遺体:炭水化物、脂質、タンパク質。
変化:気体(メタン・硫化水素・アンモニア)と水溶液(有機酸)

3 動物、植物、菌類の主成分

動物        落ち葉      菌類
主成分      タンパク質  セルロース    多糖類 
           60%          33%           49%
脂質       リグニン      タンパク質
 28%          30%            33%
・窒素 ・カルシュウム・カリウム・マグネシウム ・塩素 ・ナトリウム・硫酸イオン

4 落ち葉のリグニン濃度と重量減少半減期(グラフ化)

  リグニン濃度は、落葉全体に対する重量%。
  半減期は落ち葉重量が半分になるまでの時間。
植物種           リグニン濃度       半減期(重量)
ミズキ           11.4                    0.4
アカシデ        19.4                    0.5
クリ              27.2                    1.3
ススキ           20.6                    1.4
ホオノキ        26.6                    1.6
ミズナラ        32.9                    1.6
アカマツ        33.7                    1.8
イタヤカエデ         31.3                    1.9
スギ             34.7                     2.5
ブナ             41.3                     3.1
                                          

5 セルロースとリグニン=リグノセルロース
   鉄筋とコンクリート=鉄筋コンクリート
 鉄筋はセルロース コンクリートはリグニン
 リグニン有って木質になる

6 細菌や菌類は、どれくらい小さいか

細胞の大きさ、細菌1㎛、菌類10㎛。落ち葉厚さ200
微生物と微小生物       中型動物              大型動物              巨大動物
1㎛~100              100㎛~2        2㎜~20          20㎜<

7 気候帯別の落ち葉1gに含まれる菌糸の長さ

北極高原       3,200m
寒帯             3,200m
亜高山帯       6,300m
冷温帯          6,700m
暖温帯        11,400m
亜熱帯          6,600m
熱帯             2,700m

8 菌類遷移の模式図

樹上                                          土壌
生葉              老衰葉 落ち葉                  腐葉土
葉圏菌カビ⇒   ←分解菌カビ⇒  ←分解菌キノコ
 
・ リグニン分解活性のキノコ、カビは非活性
・ 落ち葉の初期はカビの菌糸がリグニン以外を、
  残ったリグニン期はキノコが活性
  
9 土は森のリサイクル工場
              ←再定着              ←再定着              ←再定着
・生葉⇒        落ち葉⇒             腐葉土⇒              腐葉土⇒
葉圏菌カビ               分解菌カビ      分解菌キノコ
遷移                   遷移   
・デンプン (分解)
タンパク質(分解)⇒ 木化無しセルロース(分解)⇒  リグノセルロース(分解) 
脂質   (分解)

10        モダー(L F H A                    ムル(L A

【リター層 発酵層 腐植層 鉱物質層】 FH未発達】
(分解速度<供給速度)                     (分解速度>供給速度)
・活発なリグニン分解菌無い森                ・活発なリグニン分解菌存在の森
・寒冷 乾燥 酸性の土                     ・温暖湿潤 中性~アルカリ性の土
                                                      ・大型土壌動物生息域

11 熱帯・亜熱帯の落葉は白く腐る

「漂白」:  沖縄では51%の種が落ち葉は白くなっていた
京都のブナ林は25%の種 〃〃
リグニンが減少した現象
細胞壁に含まれるリグニン
木化する:リグニンがセルロースをガードすること

大園淳司 京大生態岳研究センター2018.1.25

2018年5月12日土曜日

坂口一弘 講演会『ほっかいどう山楽紀行』の著者が語る北海道の山

蔦屋イベントページ http://www.hakodate-t.com/event/19772/
会期:2018年05月12日(土)
時間:14:00~15:30
場所:二階ステージ参加費無料
申し込み方法:申し込み不要
定員:40名
講師/先生:坂口一弘さん
主催…函館蔦屋書店 書籍担当共催・協力-
問い合わせ先…0138-47-3771(担当 福島)
HPリンク先…http://sakag.web.fc2.com/

2018年5月9日水曜日

雁皮山


下図は30秒メッシュ地理院地図:・ 雁皮山は・547と△743.3の中間に記載されている。
....................................
函館市民からは、小学生の頃の遠足の思い出話しとして良く語られるのは「ガンピ平」がある・ 往時の頂は・747mを雁皮山と呼んでいたと語る方もいる
.....................................
分かったこと:
①往時の市民は ・747mを山頂と呼んでいたようだ。 
②地理院地図からは ・747と△743.3の両方を一体の山として雁皮山とも読める。
◆ 仮称(北雁皮山・南雁皮山)とでも呼べるであろうか(?)
.

2018年5月3日木曜日

不思議を発見する山歩き…登山時報


「日本の山と高山植物」 

小泉武栄の本は『山の自然学』以来、「登山時報」に連載されていた不思議を発見する山歩き」<2003年2月(1回)~2008年11月(69回) >を毎月楽しみに読んでいたのですが、この連載は終了してしまいましたが、なりゆきで同時報は2018年5月も個人購読を継続しています。個人購読年間¥4.560 団体購読¥3.720です。

以下<・mokuの山あるきより>
『高山植物学』が発刊され、その何章かを小泉武栄が分担執筆されておりました。そんなときに新たな本が刊行されたと聞いたので、「登山時報」掲載分を纏めたのかなと思っていたところが、本書は、全く別な書き下ろしで、吃驚しました。

タイトルからみて、高山植物の案内書みたいに思えますが、とんでもない。これまでの山の自然についての解説という流れのうえにたつ、高山植物概論で、山を科学する本の最新版です。

日本の山の特異性と美しさを、地形・地質・植物の三要素から明らかにしたうえで、本の主題「高山植物」に焦点をあて、いろいろな要素のつながりを考える。僕らの好奇心を刺激させ、山の見方を教えてくれます。ただ歩くだけでない、登山の楽しみを呼び起こしてくれる一冊です。

そうしてなによりも、簡潔にして明解な文章がすばらしい。先の「高山植物学」は著者も30名と多く大冊だが、著者のように分かりやすく書かれた文章は少ない。というより僕には著者の書かれた項目が<素人には>素直に頭にはいってくる(そういう方も僅かにあり)ものでした。

例えば、「高山植物の生活環境」という項目では、先の本が数十頁をかけて解説しているところを、新書版4頁で概観してしまう素晴らしさ。全編にわたって、そのように難しい事柄を平易に説明している文章が続きます。新書版だからザックに入れていってもたいしたことはない。『山の自然学』とあわせて、山に持っていって役に立つ一冊といえましょう。

<目次>
 第1章 世界の中の日本の山/
 第2章 高山植物の分布と生活/
 第3章 日本の高山植物の起源/
 第4章 ヨーロッパアルプスにはなぜハイマツ帯がないのか/
 第5章 高山の地質・地形と植物群落/
 第6章 岩塊斜面はいつできたのか/
 第7章 地質の成り立ちとプレートテクトニクス/
 第8章 山の成り立ちと山地の地形/
 第9章 氷河時代とその影響/
 第10章 火山と火山活動がつくり出す植物群落/
 第11章 特異な植生分布

・小泉武栄:日本の山と高山植物、平凡社新書485、2009.9.15
・小泉武栄:山の自然学、岩波新書、1998.1.20
。。。。。。。。。。。。。
以下takeei @ ウィキ  より
  1. 不思議を発見する山歩き1:爆裂火口に生きる植物たち,富士山・宝永火口を訪ねる.登山時報2003(2): 12-13
  2. 不思議を発見する山歩き2:特異な森林限界のせめぎ合い,富士山の天地境を歩く.登山時報2003(3): 16-17
  3. 不思議を発見する山歩き3:植生の違いが示す噴火活動の推移,天明の大噴火と浅間山.登山時報2003(4): 10-11
  4. 不思議を発見する山歩き4:縞枯れが起きる場所に秘密あり,北八ヶ岳・縞枯山.登山時報2003(5): 16-17
  5. 不思議を発見する山歩き5:岩塊斜面に生じた縞枯れとトウヒ林,大峰山系・八剣山.登山時報2003(6): 16-17
  6. 不思議を発見する山歩き6:風食地に飛び降りてくる高山植物,飯豊山地.登山時報2003(7): 14-15
  7. 不思議を発見する山歩き7:剣岳はなぜあれほど鋭いのか,北アルプス.登山時報2003(8): 16-17
  8. 不思議を発見する山歩き8:太平洋の誕生と低下した森林限界,早池峰山.登山時報2003(9): 12-13
  9. 不思議を発見する山歩き9:噴火の歴史を反映した植生分布,鳥海山.登山時報2003(10): 14-15
  10. 不思議を発見する山歩き10:拡大する森と礫地に咲く花々,秋田駒ケ岳.登山時報2003(11): 24-25
  11. 不思議を発見する山歩き11:火山?コマクサの大群落を生む火山岩,蓮華岳.登山時報2003(12): 20-21
  12. 不思議を発見する山歩き12:侵食ではなく断層.舟窪のできる秘密,雪倉岳.登山時報2004(1): 18-19
  13. 不思議を発見する山歩き13:2万年前と6万年前の氷河地形,木曽駒ヶ岳.登山時報2004(2): 24-25
  14. 不思議を発見する山歩き14:氷期につくられた大きな岩の斜面,木曽駒ヶ岳その2.登山時報2004(3): 24-25
  15. 不思議を発見する山歩き15:険しい稜線はどのようにできたか,穂高岳.登山時報2004(4): 18-19
  16. 不思議を発見する山歩き16:なだらかな斜面に波打つ森林限界,蝶ヶ岳.登山時報2004(5): 16-17
  17. 不思議を発見する山歩き17:なぜ「原」のままなのか池塘や縞模様のわけは?,尾瀬ヶ原.登山時報2004(6): 20-21
  18. 不思議を発見する山歩き18:尾瀬のおいたち高層湿原と対馬海流,尾瀬ヶ原 その2.登山時報2004(7): 18-19
  19. 不思議を発見する山歩き19:いくつもの条件でやっと成立する自然,至仏山.登山時報2004(8): 16-17
  20. 不思議を発見する山歩き20:天を衝く岩峰とその生成の秘密,大崩山.登山時報2004(9): 24-25
  21. 不思議を発見する山歩き21:直立した地層がつくる双耳峰,傾山.登山時報2004(10): 16-17
  22. 不思議を発見する山歩き22:御庭から大沢崩れまでを歩く,富士山 その3.登山時報2004(11): 18-19
  23. 不思議を発見する山歩き23:下流の地形や植生で上流の地質を読む,安曇野の扇状地.登山時報2004(12): 16-17
  24. 不思議を発見する山歩き24:低地に湿原がある不思議,葦毛湿原.登山時報2005(1): 10-11
  25. 不思議を発見する山歩き25:小金井・国分寺を歩く,武蔵野台地その1.登山時報2005(2): 16-17
  26. 不思議を発見する山歩き26:台地は2段階で形成された,武蔵野台地その2.登山時報2005(3): 20-21
  27. 不思議を発見する山歩き27:地下水が減って台地が洪水に,武蔵野台地その3.登山時報2005(4): 10-11
  28. 不思議を発見する山歩き28:武蔵野台地その4,地質の断面から読めること.登山時報2005(5): 18-19
  29. 不思議を発見する山歩き29:大雪渓を登って氷河地形を見る,白馬岳 その1.登山時報2005(6): 18-19
  30. 不思議を発見する山歩き30:氷河の跡と横にずれた「離れ山」,白馬岳その2.登山時報2005(7): 26-17
  31. 不思議を発見する山歩き31:地質が決める地形と植生,白馬岳 その3.登山時報2005(8): 20-21
  32. 不思議を発見する山歩き32:流紋岩,泥岩,砂岩や頁岩を見分ける,白馬岳 その4.登山時報2005(9): 16-17
  33. 不思議を発見する山歩き33:手取層と巨大崩壊,白山 その1.登山時報2005(10): 18-19
  34. 不思議を発見する山歩き34:池をめぐって植生を観察する,白山 その2.登山時報2005(11): 16-17
  35. 不思議を発見する山歩き35:溶岩流をおおう湿性草原,雲の平.登山時報2005(12): 16-17
  36. 不思議を発見する山歩き36:祖父岳山頂で花崗岩を発見,雲の平 その2.登山時報2006(1): 20-21
  37. 不思議を発見する山歩き37:四国を代表するかんらん岩の秀峰,東赤石山.登山時報2006(2): 20-21
  38. 不思議を発見する山歩き38:礫岩がつくる岩峰,岩殿山.登山時報2006(3): 22-23
  39. 不思議を発見する山歩き39:峡谷はなぜできたか,猿橋.登山時報2006(5): 20-21
  40. 不思議を発見する山歩き40:槍ヶ岳の穂先はなぜ尖っているのか,槍ヶ岳.登山時報2006(6): 20-21
  41. 不思議を発見する山歩き41:溶岩台地上に発達した高層湿原,苗場山.登山時報2006(7): 20-21
  42. 不思議を発見する山歩き42:強風がもたらした高山植物,金北山・妙見山.登山時報2006(8): 20-21
  43. 不思議を発見する山歩き43:回復しつつある荒原植生,浅間山.登山時報2006(9): 22-23
  44. 不思議を発見する山歩き44:森林植生の見本園,小菅村から大菩薩峠へ.登山時報2006(10): 22-23
  45. 不思議を発見する山歩き45:植被が乏しい理由,北アルプス薬師岳.登山時報2006(11): 22-23
  46. 不思議を発見する山歩き46:復活したキタゴヨウ林,安達太良山1.登山時報2006(12): 22-23
  47. 不思議を発見する山歩き47:生々しい噴火の影響,安達太良山2.登山時報2007(1): 22-23
  48. 不思議を発見する山歩き48:グリーンタフの不思議な丘,比企丘陵・二ノ宮山.登山時報2007(2): 22-23
  49. 不思議を発見する山歩き49:河床に生じた凹凸の謎,鹿島古墳群と荒川の河床.登山時報2007(3): 22-23
  50. 不思議を発見する山歩き50:古生代末の生物大絶滅の痕跡を探る,犬山のチャート.登山時報2007(4): 22-23
  51. 不思議を発見する山歩き51:日本最古の岩と最大甌穴,飛水峡.登山時報2007(5): 22-23
  52. 不思議を発見する山歩き52:房総丘陵と小櫃川 礫のない箱型の川.登山時報 2007(6): 22-23
  53. 不思議を発見する山歩き53:房総丘陵・清澄山,ヒメコマツはなぜ存続したのか.登山時報 2007(7): 22-23
  54. 不思議を発見する山歩き54:飯縄山,ブナ林を欠く頑強な山.登山時報 2007(8): 22-23
  55. 不思議を発見する山歩き55:磐梯山,大崩壊の後の植生回復.登山時報 2007(9): 22-23
  56. 不思議を発見する山歩き56:立山・弥陀ヶ原,タテヤマスギの不思議な森.登山時報,2007(10): 22-23
  57. 不思議を発見する山歩き57.登山時報,2007(11): 22-23
  58. 不思議を発見する山歩き58.黒斑山1、ロックガーデンを見る楽しさ、登山時報、2007年12月号、22-23
  59. 不思議を発見する山歩き59:黒斑山2,間近にみる浅間山の偉容.登山時報2008(1): 22-23
  60. 不思議を発見する山歩き60:桜島1,荒々しい火山の地形.登山時報2008(2): 22-23
  61. 不思議を発見する山歩き61:桜島2,溶岩の噴出時期によって異なる植物群落.登山時報 2008(3): 22-23
  62. 不思議を発見する山歩き62:渥美半島のシデコブシ,成因のまったく異なる生育環境.登山時報 2008(4): 22-23
  63. 不思議を発見する山歩き63:御嶽山(1),遷移の途中の植物群落.登山時報 2008(5): 22-23
  64. 不思議を発見する山歩き64:御嶽山(2),噴火の影響を受けた植物群落.登山時報 2008(6): 22-23
  65. 不思議を発見する山歩き65:御嶽山(3).登山時報 2008(7): 22-23
  66. 不思議を発見する山歩き66:御嶽山(4).登山時報 2008(8): 22-23
  67. 不思議を発見する山歩き67:霧島山(1).登山時報 2008(9): 22-23
  68. 不思議を発見する山歩き68:霧島山(2).登山時報 2008(10): 22-23
  69. 不思議を発見する山歩き69:霧島山(3).登山時報 2008(11): 22-23


2018年4月29日日曜日

・白老岳968 ・2TR点名白老岳944.9 ・3TR点名南白老944.6 SGC

 白老岳は、白老三山と呼ばれる山群の真ん中に位置している山です。<地形図に山名の記述はあるが三角点が無い白老岳、山名は無いが三角点が設置されている北白老と南白老と併せて通称白老三山と呼ばれています>
 1960年代に幅狭のノルディック板でこの周辺の山々を歩いていたから、2018.04.29登頂は、原生的森林の変わりように目を見張りながら、40年ぶりの山々の再訪は懐かしい。
............................................................................
・大笛橋下流の広場(旧作業路に駐車)・大笛橋(下流から上流へ渡橋した)・二の沢左岸北西尾根(登山口)・前白老ピーク(Co870m)・ <TR3(点名:南白老)と白老岳とTR2(点名:白老岳)の白老三山>
...........................................................................
・大笛橋下流側の広場(・標高点520へ続く旧作業路跡地)に駐車した。写真は「河岸段丘に発達したハルニレ林」。写る広場が段丘面を整地して駐車に利用されていた。横断面を記述しておくと、<写っていないが比高3mを右に上がって国道へ、さらに右に比高3mを下がって長流川の河床。そして二の沢左岸の傾斜20度の斜面へ続く>



・国道から傾斜20度程度の斜面を上がる。ダケカンバの若い二次林の中を登った。原植生はトドマツ・ダケカンバの原生的天然林だった。皆伐された後の写真の二次林の森はどの様な来歴をたどったであろうか。



・程なく幅広い緩やかな斜面になった。傾斜10度程度であろうか、尾根状のゆるやかな斜面は白老岳方向へ続いている北西尾根。伐採跡地に植栽されたトドマツ植林が見えてきた。1965年前後の頃だったか、この流域は針葉樹と広葉樹の混交林(原生林)を大きな面積で皆伐していた。ダケカンバ二次林は、エゾマツ・トドマツ・広葉樹が混じった原生的森林を皆伐した跡地に生林した林であろう。


・緩やかな尾根に植林地が続いていた。植林地と植林地との間をダケカンバ二次林が埋めてた。植林と植林の間は原生的天然林として保護樹帯される帯状の箇所だったと思われる。大径木も生える保護される地帯だったが、小径のダケカンバ林に替わっていた。大きな台形に見える山体は南白老。

・保護樹帯も約束に反し皆伐されていたが、伐採に不敵な不整形の大木が伐採不適で残されていた。その樹上に根を張り小径のトドマツが生育していた。樹上のトドマツは直径12㎝程度だから樹齢36年前後と思われる。

・前白老と呼んでいる小ピーク(Co870m)から白老岳を望む:ハイマツの黒い帯がスカイラインに見える。その手前の残雪に亀裂が入っている雪堤があって、雪を利用する登頂は今日が最後であろうか。ピーク手前の標高750m付近まで皆伐されてダケカンバの二次林状態だった。それより上部はダケカンバ・チシマザザ群落の単純林が広がっていた。見える山頂の手前の斜面が北東斜面。融雪でハイマツが現れ見えるのは北西斜面(融雪の早い斜面方向)。

・厳しい山容の南白老(北白老とともに三角点が埋設されている)。:ササ群落やハイマツ群落が優占する雪崩斜面の南東斜面が見える南白老。低木の森林に覆われる北西斜面もかなり急に見える。堅い雪の時はどんな困難が待っているか?:写真下の手前のハイマツ林は白老岳山頂のハイマツ林。

・北白老(三角点埋設)西斜面:ハイマツがかなり下まで降りていた。白老岳山頂から望む。やはりここでも西斜面は雪解けが早い。                    
山頂標識:立派な看板だった(夏も来るか?)

 高さのある:冬用の山頂標識であろうか。・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2018年4月1日日曜日

居心地の いいところ

近年:この年になり、居心地の良い友が出来た!その時は長居に留意だそうだ。

以下小出良幸essay195原文転載

一般に、どんな友人が良くて、どんな友人が良くないのでしょうか。孔子は、
益者三友と損者三友としていっています。益者三友とは、役に立つ友人のこと
です。その三友とは、
  友直 友諒 友多聞 益矣
  直(なお)きを友とし、諒(りょう)を友とし、多聞(たぶん)を友とす
るは益なり
といっています。これは、直きは正直なこと、諒は誠実なことで、多聞は博学
のことです。そんな人を友とすること、自分の益となるといっています。

 損者三友とは、
  友便辟 友善柔 友便佞 損矣
  便辟(べんぺき)を友とし、善柔(ぜんじゅう)を友とし、便佞(べんね
い)を友とするは、損なり
といっています。便辟とは体裁のことで、善柔とは人当たりがいいが誠意のな
いこと、便佞とは言葉巧み、口がうまいことです。そんな友人は損者となると
いいます。

 孔子はもっとなことをいっていますが、ある人にとっては、損者かもしれま
せんが、別の人にとっては、益者となっているかもしれません。ある時は益者
となり、またあるときは損者となることあるでしょう。研究という実利面があ
っても、Aさん、Bさん、Cさんの例のように、損者であっても、うまが合う
方を選ぶこともあるでしょう。まして、研究などという実利的な絡みがないと
ころでの友人関係は、もっと多様な選び方をされるでしょう。

 古い友人とは、ついつい思い出話に浸っていき、現実逃避になってしまいそ
うで、少々注意が必要です。過去のノスタルジーの世界は、なかなか居心地の
いいところなので、長居をしなようにしなくては。

2018年2月12日月曜日

おらおらでひとりいぐも

おらおらでひとりいぐも   単行本: 168ページ:河出書房新社 (2017/11/16)
〈もう今までの自分では信用できない。おらの思っても見ながった世界がある。そごさ、行ってみって。おら、いぐも。おらおらで、ひとりいぐも〉
.
「人は誰でも、独りで生きるのが基本だと思います。
自分を一番大事にして、生き生きと充足していれば、夫や子供に過剰な期待をすることもなくなる。
子どもも親にのしかかられることなく、主体的に生きられますよね」
.
…老いの先に恐れではなく深い安心です。
地球46億年の歴史と太古の人類がアフリカを出た後の遠い道のりに思いをはせ、故郷の山へ向かう白装束の女たちの長い行列を幻視し、その末につながる自分の命は、奇跡のようなものなのだと感得します。
.
連綿とした命の営みの中の私という一部分が組み込まれていて、死んでも私につながる魂のようなものが確かに続いて行くー。
そんな感覚は救いです。
。。。。。。。。。。。。
:幸せな狂気
〈あいやぁ、おらの頭このごろ、なんぼがおがしくなってきたんでねべが〉昨年度の文藝賞を受賞した若竹千佐子の『おらおらでひとりいぐも』は、主人公桃子さん74歳の、内面から勝手に湧きあがってくる東北弁の声ではじまる。

24歳の秋、桃子さんは東京五輪のファンファーレに背中を押されるように故郷を離れ、身ひとつで上京。それから住みこみで働き、美男と出会って結婚し、彼の理想の女となるべく努め、都市近郊の住宅地で2児を産んで育て、15年前に夫に先立たれた。ひとり残された桃子さん、息子と娘とは疎遠だが、地球46億年の歴史に関するノートを作っては読み、万事に問いを立てて意味を探求するうちに、自身の内側に性別も年齢も不詳の大勢の声を聞くようになった。それらの声は桃子さんに賛否の主張をするだけでなく、時にジャズセッションよろしく議論までする始末。どれどれと桃子さんが内面を眺めてみれば、最古層から聞こえてくるのは捨てた故郷の方言だった。

桃子さんの人生は戦後の日本女性の典型かもしれないが、他人が思うほど悪いものではない。最愛の夫を喪ったときに根底から生き方を変え、世間の規範など気にせず、〈おらはおらに従う〉ようになったのだ。話し相手は生者とは限らない。そんな〈幸せな狂気〉を抱えて桃子さんは孤独と生き、未知の世界へひとりで行こうとしている。

日々を重ねなければ得られない感情には、〈悲しみがこさえる喜び〉もあるのだ。63歳の新人作家は三人称と一人称が渾然一体となった語りを駆使し、その実際を鮮やかに描いてみせた。お見事!      評者:長薗安浩(週刊朝日 掲載)