2015年5月24日日曜日

ブナ(最高地点)

 
ブナ林の分布は地理的分布論やたくさんのブナ林の調査報告がある。日本列島レベルでは植生図を伴い常識水準を刺激し触発されもしてきた。

刺激された列島レベルの常識水準で、日常的なフィールドの渡島半島のブナ林を見ることを習慣としている。

日本の植生図では、ブナ林の北限を黒松内の朱太川(黒松内低地帯)を示している。連続分布を離れさらに北進しているブナの孤立集団の調査報告も古くからある。

孤立分布のブナ林は特に幌別岳892.4m、天狗岳839.7m、幌内山841.6mの黒松内町と蘭越町の町界(行政区界)を形成する山地に報告例が多くある。

緯度的分布の北限は寿都半島母衣月山を主峰とする月越山脈に孤立分布するブナ林も関心が持たれてしかるべきだろうとも思っていた。

一方、咋秋にマスコミにも取り上げられていることだが、尻別川を越えてニセコ山地にブナ林が発見されたという。今春はブナ林の新緑の特徴を生かして、ヘリコプターから映像による分布調査が行われたもようも報道された。空撮によってブナ林の位置を「植生図」に表現しようとするものであろう。とても有効なシステムと思う。

黒松内ブナセンター斎藤 均氏(Hitoshi Saito 平成14年よりブナセンター勤務)の氏はこれまでと全く違った方向からブナ分布論に話題を提供した形になったことになる。今後の進展が楽しみな事だ。

これまで熊石町の白水岳や函館市の袴腰岳の1000m越の尾根等でブナの小さな幼木(一本立ち)を見たが、しかしそれは1~.2m以下の小さなものであって、長く生立するものと思われない。

◇ 写真は標高975m付近のブナである。数本のごく小さなブナの三株の集まりです。手前に伏するように伸びている(開葉は未だ)ブナは雪圧に負けて上に立ちあがれないのを見るとやはり生育限界に立地していることを教えてくれる。株立ち様の幹の分岐や湾曲の幹も厳しい雪圧や残雪期間の長さをも教えてくれる。

 このような極限で生活しているブナの分布の様子もたくさん知りたいものと思っている。(鑑一と横津山系にて2015年5月24日チシマザクラ開花日と私設認定できた)



copyright 髙橋鑑一:圧雪による開葉の遅れ(未だ冬芽が膨らんだ段階、樹冠の葉っぱはしっかり新緑)が歴然と分かる下枝の様子。
位置
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1000m台にて:ダケカンバ林内にブナが自生していないか双眼鏡で確認調査中
数十メートル先はハイマツの自生最前線のスペースがある。ほぼ標高1020mにて。
横津神社(通称 雲井沼)前で












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